03-5422-7355
〒141-0021 東京都品川区上大崎2-15-19-1304
営業時間:14:00〜20:00
ことば探し 数日前・・・今年の立夏は、肌寒い一日でした。 陰暦の上では、この日から夏とされました。 そこで今回のことば探しは…、「夏」。
・緑雨(りょくう)新緑の頃に降る雨。 ・青梅雨(あおつゆ)新緑に降る梅雨。 ・薄衣(うすぎぬ)細い糸を使い、地を薄くした絹織物。羅、紗など。 ・卯の花腐し(うのはなくたし)五月雨の別名。五月雨が、卯の花(ウツギの花は、五月上旬に満開)を腐らせてしまうことから。 ・炎夏(えんか)真夏。暑い夏。 ・縁涼み(えんすずみ)夏の夕方、縁に出て涼むこと。 ・晩涼(ばんりょう)暑中の晩の涼しさ。
この夏は節電を、家庭でも職場でも、しっかりと心がけねばなりません。
が・・・ 昨今の住宅に縁側があるはずは無く…、縁涼みをすることは叶いませんし、日が暮れても、一向に気温は下がらず…、晩涼もなかなか望めません…。
せめてことばの中に、涼しさを求めたいですね…!
節電!頑張りましょう!!
俳句歳時記 涼しい気持ちになれる…?俳句を探してみました。
・蛸壺や はかなき夢を 夏の月(芭蕉) ・谷川に 卯の花腐し ほとばしる(高浜虚子) ・五月雨を あつめて早し最上川(芭蕉) これは、あまりにも有名ですね(^-^)! ・いづくにも 虹のかけらを 拾ひ得ず(山口誓子) ・日盛や 松脂匂ふ 松林(芥川龍之介) ・枇杷買ひて 夜の深さに 枇杷匂ふ(中村汀女) ・紫陽花の 末一色と なりにけり(一茶)
ちょっとだけ…古文 引き続き、枕草子から…。 前回は、「心ときめきするもの」(胸が高鳴るもの)でした。 今回は、「心もとなきもの」(じれったい、気がかり、待ち遠しいもの)を採り上げてみました。
*心もとなきもの 心もとなきもの 人のもとにとみの物縫ひにやりて、いまいまと苦しうゐ入りて、あなたをまもらへたる心地。 子生むべき人の、そのほど過ぐるまでさるけしきもなき。 遠き所より思ふ人の文を得て、かたく封じたる続飯などあくるほど、いと心もとなし。 物見におそく出でて、事なりにけり、白きしもとなど見つけたるに、近くやり寄するほど、わびしう、下りてもいぬべき心地こそすれ。 知られじと思ふ人のあるに、前なる人に教へて物言はせたる。 いつしかと待ち出でたるちごの、五十日、百日などのほどになりたる、行末いと心もとなし。 とみの物縫ふに、なま暗うて針に糸すぐる。 されど、それはさるものにて、ありぬべき所をとらへて、人にすげさするに、それもいそげばにやあらむ、とみにもさし入れぬを、「いで、ただなすげそ」と言ふを、「さすがになどてか」と思ひ顔にえさらぬ、にくささへ添ひたり。 何事にもあれ、いそぎて物へ行くべきをりに、まづ我さるべき所へ行くとて、「ただいまおこせむ」とて出でぬる車待つほどこそ、いと心もとなけれ。 大路行きけるを、「さななり」とよろこびたれば、ほかざまにいぬる、いとくちをし。 まいて物見に出でむとてあるに、「事はなりぬらむ」と人の言ひたるを聞くこそわびしけれ。 子生みたる後の事の久しき。 物見、寺詣でなどに、もろともにありべき人を乗せに行きたるに、車をさし寄せて、とみにも乗らず待たするも、いと心もとなく、うち捨ててもいぬべき心地ぞする。 また、とみにて炒炭おこすも、いと久し。 人の歌の返しとくすべきを、えよみ得ぬほども、心もとなし。 懸想人などは、さしもいそぐまじけれど、おのづからまた、さるべきをりもあり。 まして女も、ただに言ひかはすことは、疾きこそはと思ふほどに、あいなくひが事もあるぞかし。 心地のあしく、物のおそろしきをり、夜の明くるほど、いと心もとなし。
予定日を過ぎているのに…!生まれない!ああ~やきもきして、落ち着かない!
目的地まで着いたのに!車をなかなか止められない!じれったくてー!車降りて、歩いて行きたい!
平安時代も、今も、人の心に変わりはない…。 おもしろいですね!
メイプス
電話番号 03-5422-7355 住所 東京都品川区上大崎2-15-19 MG目黒駅前1304 営業時間 月〜土:14時から20時まで アクセス ・目黒駅東口より徒歩1分 ・ロータリー側 三井住友銀行ATM だるま鮨となり ・マンションエントランスからお入りください
facebookページはこちら http://bit.ly/2brvjkZ
19/05/23
19/05/21
19/05/19
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ことば探し
数日前・・・今年の立夏は、肌寒い一日でした。
陰暦の上では、この日から夏とされました。
そこで今回のことば探しは…、「夏」。
・緑雨(りょくう)新緑の頃に降る雨。
・青梅雨(あおつゆ)新緑に降る梅雨。
・薄衣(うすぎぬ)細い糸を使い、地を薄くした絹織物。羅、紗など。
・卯の花腐し(うのはなくたし)五月雨の別名。五月雨が、卯の花(ウツギの花は、五月上旬に満開)を腐らせてしまうことから。
・炎夏(えんか)真夏。暑い夏。
・縁涼み(えんすずみ)夏の夕方、縁に出て涼むこと。
・晩涼(ばんりょう)暑中の晩の涼しさ。
この夏は節電を、家庭でも職場でも、しっかりと心がけねばなりません。
が・・・
昨今の住宅に縁側があるはずは無く…、縁涼みをすることは叶いませんし、日が暮れても、一向に気温は下がらず…、晩涼もなかなか望めません…。
せめてことばの中に、涼しさを求めたいですね…!
節電!頑張りましょう!!
俳句歳時記
涼しい気持ちになれる…?俳句を探してみました。
・蛸壺や はかなき夢を 夏の月(芭蕉)
・谷川に 卯の花腐し ほとばしる(高浜虚子)
・五月雨を あつめて早し最上川(芭蕉)
これは、あまりにも有名ですね(^-^)!
・いづくにも 虹のかけらを 拾ひ得ず(山口誓子)
・日盛や 松脂匂ふ 松林(芥川龍之介)
・枇杷買ひて 夜の深さに 枇杷匂ふ(中村汀女)
・紫陽花の 末一色と なりにけり(一茶)
ちょっとだけ…古文
引き続き、枕草子から…。
前回は、「心ときめきするもの」(胸が高鳴るもの)でした。
今回は、「心もとなきもの」(じれったい、気がかり、待ち遠しいもの)を採り上げてみました。
*心もとなきもの
心もとなきもの 人のもとにとみの物縫ひにやりて、いまいまと苦しうゐ入りて、あなたをまもらへたる心地。
子生むべき人の、そのほど過ぐるまでさるけしきもなき。
遠き所より思ふ人の文を得て、かたく封じたる続飯などあくるほど、いと心もとなし。
物見におそく出でて、事なりにけり、白きしもとなど見つけたるに、近くやり寄するほど、わびしう、下りてもいぬべき心地こそすれ。
知られじと思ふ人のあるに、前なる人に教へて物言はせたる。
いつしかと待ち出でたるちごの、五十日、百日などのほどになりたる、行末いと心もとなし。
とみの物縫ふに、なま暗うて針に糸すぐる。
されど、それはさるものにて、ありぬべき所をとらへて、人にすげさするに、それもいそげばにやあらむ、とみにもさし入れぬを、「いで、ただなすげそ」と言ふを、「さすがになどてか」と思ひ顔にえさらぬ、にくささへ添ひたり。
何事にもあれ、いそぎて物へ行くべきをりに、まづ我さるべき所へ行くとて、「ただいまおこせむ」とて出でぬる車待つほどこそ、いと心もとなけれ。
大路行きけるを、「さななり」とよろこびたれば、ほかざまにいぬる、いとくちをし。
まいて物見に出でむとてあるに、「事はなりぬらむ」と人の言ひたるを聞くこそわびしけれ。
子生みたる後の事の久しき。
物見、寺詣でなどに、もろともにありべき人を乗せに行きたるに、車をさし寄せて、とみにも乗らず待たするも、いと心もとなく、うち捨ててもいぬべき心地ぞする。
また、とみにて炒炭おこすも、いと久し。
人の歌の返しとくすべきを、えよみ得ぬほども、心もとなし。
懸想人などは、さしもいそぐまじけれど、おのづからまた、さるべきをりもあり。
まして女も、ただに言ひかはすことは、疾きこそはと思ふほどに、あいなくひが事もあるぞかし。
心地のあしく、物のおそろしきをり、夜の明くるほど、いと心もとなし。
予定日を過ぎているのに…!生まれない!ああ~やきもきして、落ち着かない!
目的地まで着いたのに!車をなかなか止められない!じれったくてー!車降りて、歩いて行きたい!
平安時代も、今も、人の心に変わりはない…。
おもしろいですね!
メイプス
電話番号 03-5422-7355
住所 東京都品川区上大崎2-15-19 MG目黒駅前1304
営業時間 月〜土:14時から20時まで
アクセス
・目黒駅東口より徒歩1分
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